一刻も早く南の島で暮らすための日記

お金が苦手な意識低い系30代フリーランスが40代夫とサイドFIREを目指してます

資本主義って何?【お金の勉強ノート】

おはようございます、蟹面です。

お金が増えるのって楽しい。

でも、なんで楽しいんだろう?貨幣経済って何だろう??

資産運用を通してお金について考えたり調べたりすると、つい哲学的な思想に飛躍してしまう。

お金は手段に過ぎないというスタンスなので、振り回されないためにもいろんな本を読みたい。

デヴィッド・グレーバーという人類学者の著書がどれもおもしろそう。

こちらの負債論という本を購入。かなりのボリュームのようだけど、たのしみ。

資本主義って…何だっけ?

資本主義という言葉を改めて調べたらエグかった。

しほん‐しゅぎ【資本主義】

封建制度に次いで現れ、産業革命によって確立された経済体制。生産手段を資本として私有する資本家が、自己の労働力以外に売るものを持たない労働者から労働力を商品として買い、それを上回る価値を持つ商品を生産して利潤を得る経済構造。生産活動は利潤追求を原動力とする市場メカニズムによって運営される。キャピタリズム

出典:資本主義とは - コトバンク

じゃあ私がやってる資産運用は資本主義に加担し、富める者と貧しい者の分断を加速させているのか?でも、貧しい者側の私たちが富める者からおこぼれもらっている感じもするが…

と思って調べていたらこのような閣議決定があったらしい。

令和4年(2022年)6月7日に閣議決定された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」では、新しい資本主義について、「一人ひとりの国民の持続的な幸福を実現するものでなければならない。官民連携による社会的課題の解決とそれに伴う新たな市場創造・成長の果実は、多くの国民・地域・分野に広く還元され、成長と分配の好循環を実現していく必要がある。また、気候変動、少子高齢化等の社会的課題への取組を通じて、国民の暮らしにつながる、誰一人取り残さない、持続可能な経済社会システムを再構築し、国際社会を主導する必要がある。」とした

出典:「新しい資本主義の実現に向けた資産運用業界からの提言」の公表について - 投資信託協会

新しい資本主義?

新しい資本主義』は岸田首相による経済政策らしい。

具体的には人への投資と資産運用で再分配を促すことのようだ。

www3.nhk.or.jp

なるほど〜。

悪い政策には思えないけど、今後どんな具体的な施策があるだろうか。注目したい。

資本主義は悪なのか?

富を生み、経済の成長を生んだ資本主義は格差をもたらした。

物事には光と影があるから仕方ないけど、なんとなく資本主義って嫌な印象がある気がする。私はそう。

こちらの資本主義の本質についての記事もおもしろかった。

──なぜ、以前より悪化するほど不平等が拡大しているのでしょうか?

 ひとつ挙げるとすれば、金融危機やコロナの状況下では、政府が「国の借金」を増やして経済対策としてバンバンお金を配りますよね。

 そうすると貧しいほうは使い、金持ちは貯め込むことになってさらに資産が増えます。簡単に言うと、今はそんな状況になっています。

(中略)

社会にはたまたま順番が遅れるなど、“はずれくじ”を引いてしまった人がたくさんいます。

 そんな人たちにも機会を与える社会を作っていく必要がありますよね。これまでは能力主義という仮面を被って、有利な人がさらに有利になる社会だった。

 だから、資産を貯め込んでどんどん貯金を増やしている層に税金をたくさんかけて、調整するのが“あるべき姿”なのかもしれません。

引用元:

newspicks.com

イーロン・マスクがどれほど天才でも、自己資金だけで事業を運営したら、電気自動車をつくったりロケットを飛ばしたりするのに数千年かかるでしょう(笑)

 しかし株式会社なら、資本(エクイティ・ファイナンス)と負債(デット・ファイナンス)のダブルでレバレッジをかけられるから、夢を叶えるための資金を最速で集めることができます。

(中略)

 

資本から収益を上げるには、株式であれ不動産であれ、運用する資産が必要です。ビル・ゲイツスティーブ・ジョブズも、親が大富豪で、その資産を相続して富を築いたわけではないですよね。

 ジェフ・ベゾスイーロン・マスクマーク・ザッカーバーグセルゲイ・ブリンラリー・ペイジなど、大きな成功を収めた人たちはみな起業家で、人的資本から莫大な富を生み出しました。

(中略)

 

資産形成というと金融資本にばかり目が行くのですが、もっとも重要なのは資産運用の元手を生み出す人的資本です。

 アメリカの富裕層研究の第一人者トマス・J・スタンリーは「豊かな国に生まれた幸運を活かせば、誰でも億万長者になれる」と言っています。

「平均より倍の収入の10~15%を貯蓄に回せば」という条件がつくのですが、これは共働きなら実現可能ですよね。

引用元:

newspicks.com

うーん、なるほど。
富を増やす商品や企業を生み出せるのは人間=人的資本。
しかし、いち個人や企業がそのような商品や企業を生み出すためには自己資金では実現までに時間がかかりすぎるため株式会社等でレバレッジをかけて実現できる。
そういうことか…資本主義も悪い面ばかりじゃかった。

税金は払おう

生育環境や家庭の経済状況によって教育などの機会格差が出る。

その格差を埋めるのが公的な制度や社会保障のはず。

それが賄われるのは税金であり、この税金は機会も富も多く得ている富を持つ側から多く分配されるほうが理にかなっている。

今までは税金はなるべく払いたくないと思っていたが、そうやって適切に社会に循環されるように正しく使われるならちゃんと払いたい。
あと、フリーランス界隈では節税のために経費を多く使おう(計上しよう)とする人が多いけれど、年収は売上ではなく経費をひかれたあとの所得金額。
年収が多い分ローンなどの融資額が増える=信用に値するという評価軸があることを知ったので、税金のために年収を下げるのは長期的に見てお得と言えるだろうか?と思うようになった。
法人税と消費税のバランスについては法人税を上げて消費税減らせという論調を支持しているけど、なぜ法人税が下がったのかも調べてみよう。
インボイス制度は反対!

投資先を選ぼう

改めて資本主義について学ぶと、ただ利益を得ること執着してしまうのは自分の思想に反すると感じた。

最初の資産が少ない状態ではひとまず増やすことに集中して良い気がするが、ある程度の資産になったら投資先を考えたほうが良さそうだ。

いくら需要が拡大していても、原発や軍事に直接的にお金を注ぎたくない。

投資することは支持することに他ならない。

世界規模のインデックスファンドにはそのような投資先が含まれているかもしれないけど、テーマ別ファンドは積極的に自分が支持したいと思える事業を選ぼうと思う。

ちょっと知識をつけてきて、自分の方向性を見誤りそうなタイミングでいろいろと学べてよかった。